バイオリンをやっている子は
自然に集中力がつきます。
★楽譜の音をよむ
★よんだ音の指の場所を
イメージして弾く
★弓の使い方を考えながら弾く
ということをしていくわけですが、
さらに弾きながら、
★音符以外の記号も見て
想像しながら弾く
★曲の雰囲気を感じ考えながら
音を作っていく
という
わりと高度な頭の使い方を
しています。
慣れると当たり前の
作業なのですが、
作業を分解して考えてみると
このようにいくつかのことを
まとめてやっているんです。
自然に集中力がつくのも
納得です。
始めたころは、
すぐに疲れて休憩だった子、
長続きしなかった子も、
1年、2年と続けていくうちに、
自然に集中して取り組めるように
なっていきます。
うちの教室は
個性的な子が多いので、
できること、得意なことと
苦手なことが
いつも同居している
感じなのですが、
それでも集中する力は
自然に見についているようです。
集中するということは、
頭の中であれこれ
考えられていることにもなります。
得意な分野、
好きな分野での力が
高めなのもうなづけます。
絵やお話をかくのが大好きな子達、
いつもドリルみたいなものを
遊びでやっていて、
年長さんなのにすごい
計算している子、
パソコン得意な男の子
などなど。
知らないうちに
バイオリン以外のことにも
好影響があるのではと感じます。
私の場合は
想像力を鍛えられたり、
どうやったらうまくいきそうか
計画や段取りを考えたり、
先を考え見る力がついたのでは
ないかと思っています。
音楽で身ににつけられた
能力や感性は一生もの。
たとえ
途中でやめたとしても
なくなるものではありません。
音楽をとおして、
他にも通じる豊かな人間力と
その子らしさを
高めていってほしいなと
思っています。