生徒さんが憧れる
ビブラート。
弦をおさえる指を
ゆらすことで音がゆれて、
響きが豊かになる
テクニックです。
なめらかに
ビブラートをかけられるまでは、
様々なトレーニングをします。
ビブラート教本という
一冊ビブラートの練習の
教本があり、
解説もたくさん書いては
あるのですが、
生徒さんが使うには
「解説の解説」が必要なようで、
動画つきの解説プリントを
18ページほど作りました。
できる人がやれば
ああ、こういうことか、
と思えるのですが、
初めての方にとっては
未知の世界なので、
どうなるのが正解なのか
分からないのです。
今、お二人が
ビブラートの練習を
されていますが、
かけられるようになっても、
手の固さがまだ残っていたり、
速く動かすのが難しかったり
しています。
こういうときは、
柔軟性を増す
ストレッチ体操のような練習や、
緊張をゆるめる練習をしたり、
リズム練習といって、
わざと色々なリズムに変えて
ビブラートをかけてから
もとの均等なリズムで
ビブラートをかけたりすると、
揺らし方がスムーズに
なってきます。
その人のその時の
問題点に、
どんな練習が必要か、
合いそうかを考えながら、
一緒にやりながら
アドバイスしていきます。
最終的には
リラックスして
無理がなくかけられること、
ビブラートも音量によって、
または曲の雰囲気によって
かけ方が変わるので、
ビブラートの速さや大きさを
自由に変えられることが
目標になります。
発表会で
ビブラートをかけられたら
いいな♡
と頑張っていらっしゃいます。