え?なにを??
と思ったら、、、
バイオリン買っちゃいました!
と笑いながら入ってこられた
生徒さんがいらっしゃいました。
前のレッスンで、
話の流れで
そのうちバイオリンを
買い替えてもいいかもね、
なんてさらっと言った記憶は
ありました。
でも、あっ、て
思われのでしょうね。
そんなこと考えてなかったって。
それで、
ちょっと見るだけ、と思って
楽器店に行って、
試しに弾いてみたら、
!!
全然違う!!
と思ったそうです。
今の楽器は
ご友人から頂いたもので、
好きだから手に入れたものでは
ないのです。
多分、あれば有り難い、
くらいで2年くらい
使われていました。
もう、その場で決断して
購入してきたようです。
楽器は出会いなんです。
人との出会いと同じで、
いい!と思えるもので
購入可能なお値段のものって、
案外探すのが大変です。
泣きながら探していた
他の先生の生徒さんも
過去にいらっしゃいました。
でも、
彼女も努力のかいがあってか、
本当に好きな楽器を見つけられ、
何やらながーい
貴族みたいな名前を
つけて喜んでいたのを
覚えています。
命の次に大事なもの、
といったら
私はバイオリンかなと
思います。
いろんなことを
一緒に乗り越えてきた相棒。
自分の代わりに
素敵な音を奏でてくれる
愛器です。
自分のダメなことも
教えてくれます。
30年連れ添った愛器ですが、
ちょっと修理が必要になり、
あちこち工房で見て頂きに
行きます。
自分より色々な面で
優れている楽器、道具を使うと、
自分の追いつけていない面を
感じさせられます。
それで、
どうしたらいいのか
試行錯誤。
それを続けていくうちに、
だんだんうまく鳴らせるようになり、
お互い慣れてきて
しっくりくるようになります。
ならない楽器を使っていると、
必要以上に力んで弾いて
音を出そうとしたり、
いらない努力をしないと
うまく鳴らなかったりします。
楽器は自分を育ててくれる
パートナーでもあるんです。
夫婦も友人も
そうかもしれませんね(笑)。
周りの人は
自分を育ててくれる
何かしらの役目を
担ってくれているものかなと。
修理がおわって
また弾けるようになるまで、
ビオラの練習に力を入れます。
沢山ビオラ教本を購入しました。
バイオリンのように
楽に手が動くことを目標に。
過去に
途中でほったらかしになった
ビオラソナタに
再挑戦したいと思います。