何回も弾いているのに、
楽譜を見ないと
なんだったっけ??
と弾けなくなることは
ありませんか?
子供の頃は
練習しているうちに
覚えてしまい、
特別暗譜の練習なんて
しなくて済んでいましたが、
最近はそうもいかないなと、
楽譜は近くに置いておき、
頭の中で見る練習を
しています。
音を覚えるのも
大事なのですが、
私の場合は、
イメージの中で
音符と指の場所が見えながら
弾けていると
安心して進めます。
さらに、
そこに音楽のイメージや
体の運動も加えて
全てが同時進行して
いけるように練習していきます。
苦手なところ、
すごく難しくて
余裕がないところでも
難しいながら
どこか表現する余裕があり、
体が楽に動くまで
何度も毎日練習。
一日の成果は少しでも、
だんだん慣れてきて、
昨日よりましになった、
楽しむ余裕が出てきた、
となってきます。
イメージが具体的な方が
音楽に入っていきやすいので、
だいたい弾けてきたら、
ここはどんな場面だろうと
思い浮かべながら、
楽譜にメモしていき、
その気持ちになって
弾けるようにしていきます。
一曲をストーリーに
していく感じです。
こういうのは、
役者さんのようだなと
思います。
どんな気持ちで
どんな音色、テンポ、
テンションで弾くのか。
ある程度自由なので、
色々試します。
それに伴って、
弓使いを変えてみたり、
指使いを考え直したり。
こうやって微調整しながら
仕上げていきます。
ああだこうだと
アイデア出ししながら
沢山試していき、
だんだんこれ、というものに
決まってきます。
書いてある通りに
弾いてもいいし、
弾かなくてもいい。
最低限の形は守りつつ、
どこまで自由に
やれるか。
結果、1人1人違って
当たり前です。
自分がやりたいことを
自分で探して決めていく。
自分がいいと思うことを
見つけてやっていく。
こういうのは
人生生きていくのと
同じだなと思います。
わからないことは
聞いてもいいけれど、
最終的にどうするか
決めるのは
自分自身の仕事。
そこに
自由と責任があります。
だから楽しい。
自分で工夫する
楽しさを味わえます。
創っていく喜びも
そんなところに
あります。