練習にも練習がいる





練習をしているとき、

色々な練習方法を

試します。



そして、

ある程度頭と体に

残るまで、



量もこなさないと

覚えられませんね。




ところで、

やっているうちに、

本当はこうなりたいという

目的を忘れてしまうことは

ありませんか?




たとえば、

本当は止まらないで

弾けるようになりたいから、


 

色んな分け方をして

弾いてみたり、



色んなリズムで

弾いてみたりしているのに、



それをたくさんやることで

やれたと満足してしまい、

次にいってしまうなど。



本当は、

それらをやった結果、

どうなれたのか自分の状態を

観察して、




まだスムーズに流れて

いないのならば、




他の観点から

練習を考えなければ

いけません。




練習はいつも、

今こういう状態だな、



それなら、

どんなことをしていけば

整っていくかなと、




常に様子をみていきながら

考えなければ、




たくさん練習しても

あまり効果なかった、

ということに

なりかねません。




せっかく時間も体力も

使ったのに残念です。




なので、

いつもひく前に

立ち止まり、




今はこうしたいから

こういうことを

してみよう、



と考える時間を

作ってみて

ください。



心に決めてから

一回ひいてみる。



そして、

どうだったかな?と

考えてみる。



今度はどうしてみるか

また考えてから

一回弾いてみる。



ひくのと考えるのは

半々くらいに

なるかもしれません。



でも、

慣れてくると

段取りが分かってくるので、




弾き終わったら

次はこれ、

とすぐ移れるように

なってきます。




練習にも

練習がいる。



分かりますか?




いい練習ができるためには、

練習の仕方も

練習しないとダメなんです。




最初から

ほいほいと上手に

やれる人はいないです。




色々試していくなかで、

練習の仕方は

身についてきます。




色々な視点も

増えていきます。




失敗も糧にすることが

できるように

なってきます。




自分にとっての

よい練習を

作っていってくださいね。



練習のヒントが

たくさんある人ほど、



より早く、

より良く弾けるように

なると思います。



ああだこうだと

試行錯誤しながら

引き出しを増やして

いって下さい。