どうなりたいか決めてから練習




練習の仕方を考える上で

大切なことは、




まずどうなりたいか

思い浮かべることです。




理想がちがえば

やる練習内容が

変わってくるからです。




音程をよくしたいのに

速く通しても意味が

ありません。




一つずつよく聴くなり、

開放弦と合わせるなりして

確かめていく必要があります。




こうなりたい


→どんなことをすればなれるか?


→練習の仕方をいくつか考える


→一つずつ試しながら調整していく




という感じで私はやっていきます。




そして、これは

一回、一日で終わる訳ではなく、




何日もかかることも

よくあります。




やれることは全部やる。




その上で

まだ足りないことを考えて

やってみる。




練習なんて

こんな地道なものです。




何日もやってみて

やっと自分のなかに入り、

残っていきます。




焦らず丁寧に、

が基本姿勢です。




時には、

強行してテンポアップしてみたり

こんな感じになるといいと

ザザッと弾いてもみます。




そうすると、

理想までまだまだだなと

気づけ、




そこに向かえるための

練習を考えて

重ねていきます。




色んなことをやって

やっと

その色んなものが

自分の中で混じり合い、

調和していきます。




どれだけ

色んな要素を入れられて、

積み重ねられたかで

結果が変わってきます。




練習の仕方を考えることや

自分に足りていないことを

考えてやってみるのも

練習に大切なことです。




小さな積み重ねを

沢山できたら、




やれたぶん、

よい演奏に

なっていくものだと

思います。




こうやって

自分のベースラインを

日々あげていくことで、




色々なことに

対処していく力が

ついていきます。




人生生きていく上でも

小さな問題を放っておいたら

いつのまにか

どうしてよいか分からない位

大きくなったちゃった、




ということが

あるかと思います。




小さな問題を

その都度解消していくこと、

逃げずに向き合ってみることが、




乗り越える力を蓄えられる

近道です。




楽器の練習も全く同じ。




今ある課題や問題をみつけ、

あれこれ考えながら

取り組んてみることで、




他にも通用する

人間力がついていくものだと

思います。




そうやって

レベルアップして

いけること自体が、




挑戦することが

できること自体が、




本当は

幸せなことなのでは

ないでしょうか?




いつでも

人は進化の途上中。




そして

終わりはありません。

答えも一つではないでしょう。




できるだけいいものを

自分のなかに

蓄えていきたいですね。