答えは一つではない



 

時々、

これはこうしなければ

ダメですか?



というような質問が

あります。




算数の答えのように

答えが一つではないのが

音楽の難しいところかも

しれません。




1+1=2とは

限りません。




大きくくくれば、

自分がよしと思えることが

答えだと思います。




最低限のルールや

そうした方がよいということは

ありますが、




そうでなければ

ならないということは

あまりないように思います。




ということは、

自分で考えて答えを

みつける必要があるという

ことです。




中学生の生徒さんが、

自由にしていい、

が1番難しい!




と叫んでいたことが

ありました(笑)。




そう、

自由にしていいからこそ、

自分がどうするか、

どう考えるか、




を自分であれこれ

考えます。




練習は

沢山弾けばよいのではなく、

そういう考える時間も必要に

なりますし、




意識できたことしか

できるようにならないので、




考えながらの練習に

自然になります。




色々な方法を試さないと

わからないことなんて

しょっ中ですし、




練習の仕方も

一つだけしかやらなければ

やったことはよくなりますが、




他の要素は

他の練習方法を試さないと

よくなりません。




やってみてどうだったか?

他にもやれることはないか?

どんなことが足りていないか?



など、

いつもどこかで考えながら

練習しています。




逆に

合うやり方や練習が

見つかれば、




弾きやすいし

音楽的にもよくなります。




私には

何が足りてないんだろう?




というスタンスで

自分のやっていることを

見ている感じですね。




そういう視点がなかったり

面倒くさがっていたり

していると

見えるものも見えてこないし、




考えてみるという

貴重なチャンスも

生まれません。




できないことがダメなのではなく、

少しでもよくなるために、




足りていないことに

気づく努力だけは

していったほうが

上達しやすいと思います。




「自分育て」を

いつもしてあげて

下さいね。




自分のなかに

よくなれるための

ヒントを




少しでも多く

ストックしていくことで、




解決しやすくなり、

その結果

上達につながります。




忘れるなら

メモ。




いいメモは

最強です。




忘れていても

思い出すということが

できます。




色んな調整力を

つけていくことで、

そう困らなくなります。