豊かな演奏をするためには


音楽は究極の❝遊び❞だと

思っています。



ただ真面目に練習していても

面白いと思う人は

あまりいないでしょう。



味わい、感じ、表現し、

楽しみ、想像し、

面白くするにはどうしたらいいか

工夫してみる。



自分がワクワクできるのが

一番です。



この

❝面白くするには❞

がすごく大事だと思っています。



何に当てはめてもいいのです。



練習を面白くするには?

表現を面白くするには?



覚え方を工夫してみたら

前より分かるようになって

弾きやすくなり、

面白くなることも多々ありますし、



楽譜に書いてある強弱ではない

強弱を

自分で変えて弾いてみたら

弾きやすくなり、

面白くもなることもあります。



こうあらねば、

を外してみると

やれることは結構たくさん

出てきます。



楽譜も作曲家の個性や思いも

大事ですが、



そこにとらわれ過ぎないで

自分ならこうしたい、

こうしてみよう、

をどんどん試してみる。



そうすると

新しい境地が見えることが

あります。



あっちから見たり

こっちから見たりする

視点の工夫。



技術なら

しくみを分かって弾くだけで

解決してしまうことも

よくあることです。



こうしなければならない、

ではなく、



こうしてみたら

どうなるかな?



もっと面白くするには

どうしたらいいのかな?



と思えた人ほど、



やれることが増えていきます。



それが

そこでは使わない方が

いいと思うことも

もちろんありますが、



いつかどこかで

使えるかもしれません。



材料はいくらあってもいい。



楽器を弾く以外に

興味ある世界が豊かな人ほど

表現の幅も増えます。



いろんな遊びを

してみたほうがお得。



スポーツでも読書でも

ゲームでもお絵描きでも

何かしら内面を

豊かにしてくれるもの。



あちこちから集まった

いろんな感覚やイメージが

人生を豊かにするように

音楽を豊かにしていきます。



日々の自分の生き方を

面白くしていくことで

豊かな音楽を奏でる

ベースを作っていってくださいね。



ちなみに今私は、

バイオリンを弾くの

はもちろんですが、



★運動を兼ねて

あちこちの山や森を歩き、

今は一日15キロ位歩いても

大丈夫な足腰にすること。



★ビオラで

バッハの無伴奏チェロ組曲を

全曲弾くこと。

(バイオリンでは弾いてあります)



★イタリア歌曲を

音を下げずに原曲のまま

歌えるようにすること。

(高音域が5音分高く出るように

なってきました)



★鍵盤をできる限り見ないで

ピアノを弾けるように、

頭の中でイメージしながら

弾けるようにする。



★枠にハマらないで、

小さな子にバイオリンを弾く

以外のレッスン内容を

アイデア出ししてトライする、



★ご飯を美味しく食べる工夫。



などなどやっております(笑)。



少しずつやれば

チリも積もります。

日々の過ごし方を

色々楽しんでみてください。



毎日が楽しい日になって

音楽もその一つに

なっていくと思います。