最後まであきらめないで
明後日、年に一回の発表会です。
いつの間にか、違う指使いになっていた!とか、音程が違っているとか、いろいろ見受けられます。
必死で練習しているがために、思い込んでいたり、もう違うまま固まってしまっていたり。
毎年よくあることです。
焦ってがむしゃらに何度も弾いても逆効果!
テンポを落として、頭と体を整理しましょう。
やってもやっても覚えにくい、そんなところもあります。
私も、得意ではないピアノを弾いていると、1曲の中に数か所そういう場所があり、毎日覚えなおし。
今で経験の少ない音の動きや組み合わせ、音がごちゃごちゃ多く見えるところが、どうもそうらしいです。
バイオリンの楽譜と違って、譜表のちがう2段をいっぺんに見て、いくつもの音の組み合わせを把握していかないといけません。
鉛筆で分かりやすいガイドを書いたり、指番号を書いたり。
少し工夫すると、目や頭に入りやすくなることも多いです。
なんで覚えにくいんだろう!?と、ちょっと立ち止まって考えます。
生徒さんのバイオリンを見ていると、いくつかあやふやな要素を持っていると、スムーズにいかないようです。
リズムがピンときていないので、ボーイングにも支障が出ている、左手が遅いので弓が足りなくなっているけど、あまり気づいていない、音を読むので一生懸命で体の運動が滞っている、など。
とくに、最近はリズム感が身についていなくて、感覚でいけずに、苦労されているお子さんや大人の方が数名いらっしゃるので、今日からリズムワークを作り始めました。
市販のソルフェージュの本の音源化。ハイ、やってくださいね、と渡しても、多分合っているのかどうか定かではないと思うので、4分音符、8分音符、16分音符の3種類でメトロノームをかけて、ピアノで音にして録音。
拍を分割して感じる練習です。これが意外と皆さん苦手です。
ピアノをやっている方は、いやでも左右の手を合わせるので、自然に一人アンサンブルをいつもしているようなものですが、旋律楽器の落とし穴です。
誰でも使えるように、編集したら生徒さんサイトにアップします。
最初の方は、4小節、8小節の曲しかないので、曲自体は簡単です。
打楽器のように、ビートに合わせて体にしみこませるように、とにかく続けてください。
結局は「慣れ」です!