発表会のリハーサルが近づいてきました。
皆さん頑張っていらっしゃると思います。
今日のレッスンで共通していたことがあります。
音から音、次のボーイングへどう移りたいの?がよく分からないということです。
楽譜を見ると、スラーがかかっているのが見えるので、スラーごとに弓を返します。
が、その返し際をどうするのかがあまり考えられていないと、弓を返すたびに音楽が切れて聞こえます。
とくにフレーズの終わりの音から、次の始まりの音へ移るとき。
終わりと言っても、完全に終わりではないことも多いですね。
終わった瞬間次へむかう、をやらないとつながってきこえません。
フレーズ内のまとめ方も似ています。
まずは小さなフレーズがわかっていること。それを大きなフレーズ内で弾く時に、どのようにつなげていくのか?
ちいさなフレーズで終わりすぎていると、大きくまとまらなくなります。
楽譜を見た感じだけで弾かないで、いったん楽器を置いて、歌いながらどうまとめていけばいいか考えてみましょう。
歌うと分かりやすくなります。
楽譜に書かれている裏を読むというか、書かれていないけれど、どう抑揚を感じながら弾いていくか、ということをやってみると音楽的にまとめやすくなります。
書いていなくても「感じて」表現していきましょう。
楽譜は大事ですが、ただの情報。
そこから何を感じ取れますか?
それがその人の音楽になっていくと思います。