肩が上がる、力が入る
バイオリンを弾くときに、右肩が上がってしまう方がいます。
力が入ってしまうようです。
普段から、立ち方がなんとなく猫背で肩が上がっている方、腹筋や背筋が弱いので、肩近くで腕を支えている肩、肩甲骨があまり動かず、肩で代用してしまう方と様々です。
まずは体作りから。
軽くでいいので、毎日の日課として、腹筋・背筋を鍛えてみてください。
私も毎日やっていますが、外を歩くと、上半身がそこで支えられているのが感じられます。
その上で、脱力の練習です。
上に手を挙げてから、だらーっと一気におろすと、重さでかなり脱力します。
凝ってしまっていると、勢いよく手は下がりません。
つぎに、両肘を背中からぐーっと上げて、肩の高さまで来たら一気に降ろします。
何セットかやってください。
今度は楽器をもって、背中をなにか台や家具に寄り掛からせて、少し沿った状態で弾いてみます。
この状態だと、肩に力をいれられないので、抜けている感、使っていない感が感じられます。
そっと台から離れ、まっすぐになって弾いても、肩の力が抜けていれば成功です。
ぜひ、ひきやすい体をつくっていってくださいね。
生徒さん用サイトに、トレーニング方法の動画をアップしてあります。