バイオリンのフルサイズはほぼ同じサイズですが、ビオラはバイオリンより長く、重さもあります。
胴の長さが39~43センチと幅があり、選べます。
弓は、ビオラの弓の方が重く、若干短め。
バイオリンの弓を使っている人もいます。
音域
バイオリンよりビオラは、4音低い音が出せます。
バイオリンにある最高弦のE線がなく、バイオリンにはないC線が最低弦です。
ビオラの方が中音域を豊かに鳴らせます。
譜表
バイオリンはト音記号しか出てきませんが、ビオラは主にハ音記号(アルト譜表)。
高音部を使うときに、ト音記号が出てくることもあります。
読み方が違うので、慣れるまでは少々大変です。
バイオリンは中音域~張りのある高音を楽しめます。
落ち着いた音色が好きな方は、ビオラがお勧め。
華やかさはありませんが、独特の暖かい響きが心地良いです。
大抵、どちらか弾ければ、練習次第でどちらも弾けるようになります。
迷っている方がいらっしゃいましたら、響きの好きな方から始められてはいかがでしょうか。
ただ、楽器が大きいので、手が小さい方には、慣れるまできついかもしれません。
初心者の方で迷っている場合は、バイオリンでしばらく慣らしてから持ち替えてはどうでしょうか、と勧めることもあります。
オーケストラなどで楽しむ場合、バイオリンは子供の頃からやっている方が多く、人数も沢山います。
ビオラは弾く人口が少ないため、大抵重宝がられます。
大人から始められる場合、いずれアンサンブルを楽しみたい方は、ビオラの方が加わりやすいかもしれません。
ビオラの人数が足りていないところは案外多いです。
また、弾く内容もバイオリンより若干楽です。
独奏を楽しみたい場合は、バイオリン曲の方が圧倒的に多いです。
ビオラ用の曲は少なく、バイオリンやクラリネットなど、他の楽器の曲をビオラ用に書き直した曲が沢山あります。
どちらも持ち替えて弾けると楽しむ幅が増えますし、便利です。
参考までに・・。
バイオリンの演奏
ビオラの演奏
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