合奏


 

 

★時期発表会の「合奏のレッスン」についてのお知らせです。(発表会は来年春に開催予定。)

 

⭐目的

 

練習を通して合奏の楽しみを体験できる場、一人ではできないことを体験できる場、グループレッスンの意味合いと交流の場も兼ねて、数回の練習を通して、クオリティを高めて本番を迎えたいと思います。

 

《経験して頂きたいこと、できること》

 

♪一人ではできないハーモニーの中で奏でることを体験。自分だけではなく全体の響きの美しさを感じながら演奏できること。

 

♪心を合わせて1つの音楽を演奏することで得られる、一体感や喜びを感じられること。

 

♪普段不足している音楽や音色の表現の練習。

 

♪合奏ならではの演奏のしかた(合わせるコツ)を学ぶ。

 

♪普段あまり弾かないポップスも楽しもう。ポップス特有のテクニックもあり。

 

 

⭐レッスン日

 

2ヶ月に一回、年4回(発表会開催日に寄り変更有り)で、土日祝いずれか会場が取れた日時で90分程度の予定。(日)が多いと思います。 

 

発表会月は、通しのみのリハーサルもあります。

 

4回のレッスンを通して精度を上げていきます。

 

1、2回目=弾き方の確認、音程、リズムなど、基本的な事を中心に。

 

3、4回目=音楽的な演奏に仕上げていく。

 

4回のレッスンを通して、内容を積み重ねてレベルアップしていきます。人数が違うと響きのバランスが変わってくるのと、積み重ねることで内容が濃くなり、いい演奏につながりますので、できるだけ各回ご参加頂けましたら幸いです。

 

発表会当日に参加できるか予定が分からない方は、練習だけの参加も可能です。「練習で得られること」を大切にしています。

 

 

・練習予定月=9.11.1.3月。(約3ヶ月前に決まります)発表会月は通しのみのリハーサル有。

 

⭐場所

 

基本的に、フィリアホールの練習室またはリハーサル室です。

譜面台や椅子は備品が使えます。

 

⭐曲

 

曲数は3曲です。楽譜のデータをドライブにアップしてあるので、各自印刷製本、練習日までに練習しておいてください。

 

《曲目》

 

 

①「大きな古時計」初級程度

 

→弾くのはやさしい曲ですが、心をこめて美しいハーモニーで弾くことを目標にします。

 

 

②「アンダンテ」:バッハ 初級〜中級程度

 

→無伴奏バイオリンソナタ2番の3曲目。名曲です。重音の曲なので1人で演奏するのは困難ですが、声部を分けて合奏にし、豊かなサウンドで演奏します。

    

 

③「自由を求めて」ミュージカル「オズの魔法使い」より  中級〜上級程度(ボップスなのでリズムが難しいかもしれません。第2パートは若干音が少なく楽です。)

 

→ポップス特有のタイやシンコペーションに慣れ、クラシック音楽にない表現力も高めましょう。

 

🧡参加の仕方

 

①大きな古時計→参加者全員です

②アンダンテ 

③自由を求めて

 

A.①のみ  

 

B.①と②

C.①と③

D.全曲

 

 

⭐レッスン料(ビデオ編集料、動画アドバイス込) 

 

一曲1000円  30分前後

 

・練習毎にお支払い頂く額

 

1000円×参加曲数

 

※部屋・設備代は、毎回、参加者全員でご負担して頂きます。

 

⭐毎回ビデオ撮影

 

参加者のみ閲覧可。個別に動画URLを送ります。

必要な場合は、練習のポイントや練習しかたなどもお話しして載せます。

 

⭐欠席

 

参加予定だったのに、やむを得ず欠席の場合は、参加費はお支払い頂きますが、動画閲覧可能とさせて頂きますので、予習・復習をされてください。内容を全部把握できます。

 

 

⭐ビデオ閲覧料

 

もともと他の予定が入っているなどで参加できないけれど、閲覧して内容を把握しておきたい方。

 

一曲600円。希望の曲。

 

例)2曲=1200円。

 

⭐参加人数3人以上で開講。

2人の場合、一曲を20分程度に時間を短縮させて頂きます。

1人の場合は開講致しません。

 

 

⭐持ち物

 

楽器、楽譜、チューナー、筆記用具(濃いめの鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム、録音したい方はレコーダーやスマホ)

 

 

 

 

 

《合奏で得られること》

 

 

 

演劇に例えると、独奏は「独り芝居」のようなもの。

ずっと自分が演技をつむぎ続けます。

 

バイオリンやビオラでは完全に独奏の曲(無伴奏の曲)はとても少なく、ピアノ伴奏がついて一緒にアンサンブルをするということが多いです。

 

合奏=一緒に演奏するという意味ですが、ただ人が集まって一緒に弾けば成り立つのではありません。

 

皆がそれぞれの役割を演じてみんなで創りあげていき、パート間のやりとりを楽しんだり、調和や共感、一体感を感じられるスケールの大きな劇のようなものです。

 

合奏で体験できることは、「個」も「全体」も大切にできる心。個がなければ全体はあり得ず、全体しか見なければ個がなくなります。

 

どちらも感じ、見られる視点が得られるようになること=「個と全体の調和」 は、今生きている世界にとても必要なことだけれど、足りていないことだと思っています。

 

これは、レッスンをしていて、皆さんが難しいと感じているように思える部分でもあります。

 

〇〇はできるけど、〇〇+〇〇は難しい。

 

でも本当は、〇〇は沢山あって、それら全部を自分の中で「組み合わせて調和させる練習」を重ねていかないと、いい音楽になりません。

 

 

音楽を演奏することで、普段意識できないこのような感覚を感じていけ、自分の中の調和、周りとの調和を創っていけることを、少しでも、少しずつでも得ていけることを高い目標にして、レッスンを行っています。

 

ただ楽器を弾いているだけではもったいないと思います。

 

たとえ技術がつたなくても、自分が選んだ大切な楽器を通して、周りの人や環境を考えつつ、自分自身を高めていく人が増えていって下さること。

 

調和することの喜びや美しさを音楽を通して得ていって頂ければと思います。

 

 

普段の練習も、練習をしなければならないのではなく、「自分自身を高める」という行為になります。

 

やらなければそのまま、やったぶんだけ、やった人だけ、自分が良くなれた喜びを感じられるわけです。

 

人生=生きているという時間自体、自分を高めるための時間です。

残りの時間は人それぞれですが、どれだけ自身を高めていけるでしょうか。

 

 

忙しい日々かと思いますが、時間があまり取れない方は、まず一日10〜15分でよいので、自分を高めるための時間を取り、継続されてみてください。

 

そのためのウォーミングアップの教材は沢山作り、使えるようにしてあります。

時間がある日はもっとじっくりと時間を取ってみましょう。

 

一人が良くなることは、全体が良くなることにつながります。

「良くなった人」が沢山になるからです。

 

小さな「良い」を沢山積み重ねれば、それら一つ一つがつながっていき、内容が豊かなものになります。

 

同じ曲を弾いても、初級者と上級者では聴き応えが全然違うのは、「良いことの積み重ねの量の違い」です。

 

良きことを積み重ねて自分を高めること。

 

音楽の醍醐味は、本当はこういう精神面で必要なことを自然に学んでいけることにあります。